こんにちは。
NHKニュースでやってたんだけれども。
5月の有効求人倍率は、1.09倍で、バブル後最も高い水準になったそう。前月比だと0.01ポイント上昇。
バブル崩壊が、大学入学だった私からすると、そんなに長い間、不況だったのかと改めて思うんだけれども。
しかも、有効求人倍率の改善は、18カ月連続で、完全失業率も3.5%と低い水準らしく、こうやってみると、やはり、経済も回復傾向なのかと思っちゃうよね。
待てぃ!
喜ぶのは早い!!
本当か?
本当に、雇用情勢は改善しているのか?
(そう。疑ってみよう!)
5月にハローワークを通じて就職が決まった人は、18万1269人で、去年の5月と比べると、1万2921人(6.7%)の減少。
おかしくない?
求人は増えているのに、就職する人は増えないの。
なぜか?
求人の内容が、『求める職ではない』というのが理由。
例を2つあげると、ひとつめは、「正社員」ではない求人数の増加。
求人は1.09倍ですが、正社員に限定すると、0.67倍なの。
長い長い不況の中で、人件費を抑える考え方が企業に浸透してしまった結果、募集を非正規労働者でかける状況にあるの。
2つめの理由は、事務職を希望する人が多い(65万人)のに対して、事務的職業の求人は、平成17年と比べると3万6000人も減っているそう(求人倍率0.28倍)。
これは、IT化が進んだから。
では、何故の高水準な求人倍率か?
それは、「保安の職業(警備員等)」3.99倍、「建設・採掘」2.57倍、「介護サービス」1.95倍。
新聞やネットで求人倍率がよくなったからって、諸手を挙げて喜ぶのはまだ早い!!
数字には、こんな実情が隠されているの。
鵜呑みにして余裕ぶっこいてると、後悔することになりますから。
後悔だけは、しないようにね!!