会社説明会での‘‘質疑応答の時間’’
会社説明会は、企業が学生に対して自社のPRをする場ですが、必ず設けられているのが“質疑応答の時間”。
疑問に思ったこと、確認したいことを解決し、企業をより深く知るための絶好の機会です。
しかし、この“質疑応答の時間”が苦手…という学生が非常に多いです。
「質問をしようとすると緊張してしまう」「どんなことを質問すればいいかわからない」という声をよく耳にします。
確かに、大勢の人の前で質問をするのって、緊張しますよね…
まして、相手が志望する企業の方だったら、尚更です。
では、どうして緊張するのか。
それは、多くの場合「自信がないから」ではないでしょうか。
「こんなことを聞いて大丈夫かな?」
「こんなことを聞いて悪い印象を与えたらどうしよう…」
「でも、何か質問しなくては…」
それで、就職サイトや就職の本に乗っているような模範的な質問をして、とりあえず満足。
結局、自分が本当に聞きたいことは聞けないまま…ということもあるのでは。
確かに、質問の内容によっては、相手に悪い印象を与えることもあります。
休暇や給料などの自分本位な質問や、「それ、HP見れば分かるよね」
「それ、さっき説明したのに、聞いてなかったのかな」
というような、志望の意識の薄さが感じられるような質問は失礼です。
しかし、せっかくの機会です。
あまり怖がりすぎず、自分が疑問に思ったことを質問し、きちんと解決する機会にしてほしいものです。
とはいえ、やっぱり質問するのって緊張します(T_T)
どうすれば自信を持って質問をすることができるのでしょうか。
ポイントは2つ。
まず1つ目は、しっかりとした事前準備です。
事前に企業のHPやニュース、採用情報などを調べ、しっかり準備をしていれば、本当に聞きたい芯のある質問が自然と湧いてくるものです。
説明会に行く前から疑問を持って臨みましょう。
とにかく「できる限り調べ尽くした!」と感じられるまで、しっかり調べてみてください。
それが、きっと自信に繋がります(^^)
そして、もう1つのポイントは、「何でだろう?」と頭に“?”が生まれるように説明を聞くことです。
担当の方が説明をされるのを、ただ聞いるのでは疑問はあまり湧いてきません。
「我が社は業界でナンバーワンのシェアを獲得しています」
「我が社は売り上げが5年連続トップです」
といった説明を、「すごいなー」ではなく「何でだろう?」という意識で聞くことです。
「何でだろう?」という姿勢で聞くと、「もっと詳しく聞きたい」と思う部分が出てくるはずです。
それを、質疑応答の時間に質問するのです。
「なぜ?」と物事を突き詰めて考える姿勢は、就職活動のみならず、企業に入社してからも必要なことです。
ぜひ、この就職活動を通して身につけてください!
誰かに与えられたのではなく、自分から聞き出した情報は、とても貴重です。
その情報が、結果的にその企業への志望動機となる…なんてこともありますよ(^o^)