志望動機の伝え方
今回は、もっとも大切な“志望動機”の伝え方についてお話しします。
でも、志望動機は履歴書やエントリーシートを提出する最初の段階で書いているよ?
なのに、なぜ今さら志望動機の話をするの?
と思われた方もいるかもしれませんね(^-^;
それは、選考の流れの中でも重視されるポイントが変わってくるからなのです。
1次選考や2次選考など、はじめの段階では、その人の“人間性”が重視されます。
元気で気持ちのいい挨拶ができるか
基本的なマナーは守れているか
といったポイントが見られます。
そして、選考が進むにしたがって重視されるようになってくるのが“志望動機”です。
最終選考まできた学生は、みんな人間性を評価されてきた人たちです。
実力としては大きな差はありません。
だから、次に選考基準となるのが、その人の“熱意”、つまり“志望動機”ということです。
面接で
「他にはどこを受けていますか?」
「今の就職活動の状況を教えてください」
なども聞かれることが多いですが、その質問も意図は同じです。
“いかに会社に入りたいという熱意があるか”です。
今の時代、「御社1社しか受けていません」なんていう人はほとんどいなくて、
いろんな企業を同時に受けるのが当たり前です。
ただ、いろんな企業も受けている中で、「どうしてこの会社を受けたのか」をきちんと説明できなければいけません。
そこでポイントとなるのが企業研究です。
このブログでも企業研究の大切さは何度もお伝えしていますが、この最終選考の段階でも、やっぱり企業研究は大切なのです。
例えば、好きな人ができたら、その人の趣味や好みなど、その人のいろんなことを知りたいと思いますよね。
就職活動も一緒です。
会社についてしっかり調べている = 志望している会社のことを詳しく知りたいと思っている ということです。
しっかり調べていると、「この学生は我が社のことをそんなに志望しているんだ」と、面接官にも熱意が伝わります。
最終選考では、
「この業界の中で、なんでうちなの?」
「他の会社と何が違うの?」
といった他社との比較や、
「入社して何をしたい?」
といった仕事内容や志望動機について詳しく聞かれることが多いです。
はじめに履歴書やエントリーシートを書いた時にも企業研究はしていると思いますが、
グループディスカッションや作文(筆記試験)、面接でのやりとりなど、
選考中にも、企業について新しく知ったことや考えたことがあったと思います。
つまり、履歴書に書いた時よりも企業についての知識や考えが増え、志望度も高まっているはず。
何度も採用担当の方と顔を合わせるうちに、初めの頃より働くイメージも湧きやすくなっているのでは?
履歴書に書いた志望動機をそのまま伝えるのではなく、いくつもの選考を通過した、今の段階での志望動機を伝えられるといいと思います(^-^)