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自己分析と企業研究

 自己分析と企業研究

さて、今回のテーマは『自己分析と企業研究』です。

 

とあるサイトで、

「大学3年の年末年始をどう過ごすのが理想だと思いますか?」という、大学4年生対象のアンケートが紹介されていました。

その結果は、「就職活動準備」「自己分析」「企業研究」と、就職活動に関連したことが最も多いという結果でした。

とくに「自己分析」や「企業研究」は、想像以上に時間がかかったので、早めに始めるべきという声が多く載せられていました。

そうです。

自己分析や企業研究は、とても時間がかかります。

しかし、エントリーシートや面接においてこの二つはとっても重要で、手を抜くことはできません。

あっという間に、就職活動もいよいよ本格的になってきます。

エントリーシートの作成、企業説明会、面接、筆記試験…とても忙しい時期に突入します。

 

先日、就職活動を無事に終えた大学4年生のスケジュール帳を見せてもらいましたが、就活解禁後は、予定でビッシリでした…

忙しくなることを見越して、今のうちにできることをしておきましょう!!

 

では、自己分析や企業研究は、どのようにすればいいのでしょうか。

 

まず、自己分析についてお話します。
“自己分析”というと難しいような気がしますが、要は“自分の過去を振り返る作業”です。

自分は何が得意か、どんなことが好きか・興味があるか、どんな時に喜びを感じるか…

そういった自分の特徴を、過去の経験から言語化します。

そして、「自分のやりたいことを探す」。これが自己分析です。

一方、企業研究とは「自分のやりたいことができる企業を探す」ことです。

この、「自分のやりたいこと」というのが、実はなかなか難しいものです。

 

「やりたいことが見つからない」と悩んで、就職活動が進められない。

それでも考え続ければ答えが出るはず、考え続ければ自分のしたいことが見つかるはず。そう考え続けた結果、だんだん気持ちが落ち込んでしまったり、自信をなくしてしまうというケースもあるようです。

やりたいことが見つからないからといって思い悩む必要はありません。

 

そんな時は、企業研究(「自分のやりたいことができる企業を探す」)へシフトさせましょう。

 

ポイントは、企業や仕事へのアンテナを張りめぐらすことです。

知らないことを知ろうとすることです。

 

就職サイトなどを使って「どんな仕事があるのかな?」と、広い範囲に目を向けましょう。

知らない企業を見つけたら「自分はこの仕事できるかな?」「この会社に入社したらどうだろう?」

と、自分が働いている様子をイメージしてみましょう。

 

そうしていると、知らなかったことにも興味がわき、「やりたいこと」と思えるかもしれません。

 

自分の知らないことに関しては、人は「やりたい」とは思いません。

知らないことは、興味どころか頭にも浮かんでこないので、当り前のことですね。

だから、知らないことを知ろうとしてほしいのです。

知っていることが多いと、それだけ「自分のしたいこと」への選択肢が増えます。

 

「自分のしたいことがわからない」。

その状態で、自己分析だけをひたすらやっていても、志望先はなかなか見つかりません。

やりたいことを何もないところから探すより、どんな仕事があるのかを調べ、その中からやってみたいことを選ぶ方が、

結果的に近道だったりします。

 

おすすめなのは、自己分析と企業研究を同時進行で取り組んでいくことです。

自己分析も企業研究も、とても時間のかかる作業ですから、時間が取れるうちにしっかりやっておきましょう。

特に企業研究は、就職活動に大きく影響してきますので、絶対に手間を惜しんではいけないところです。

 

就職活動が本格化すると、企業説明会へ行く機会も多くなってくると思います。

その時に、企業研究をしているか、していないかで、大きな差が出ます!!

きちんと企業研究をした上で説明会に参加すると、説明された内容の理解度がまったく違ってきます。

 

企業研究をせずに説明会に参加すると、説明の内容を理解することだけに集中してしまい、自分がここで働いたら…、というイメージも、ぼんやりとしか浮かばないと思います。

しかし、企業研究をきちんとしていれば、すでにその会社で働く自分の姿をイメージしているので、そのイメージを持った状態で担当者の説明を聞くことができます。

イメージと違う部分やわからない部分があれば、それについて質問をし、そのイメージをよりリアルなものにすることができます。

 

要は、いかに事前準備をしっかりするか、です。

 

例えば、金融業界のA銀行の説明会に参加するとします。

企業研究を何もしていなかったら、ただA社のいいところだけを聞いて終わりです。

 

しかし、A銀行について企業研究をしていれば、「あのサービスについてもっと詳しく聞きたい」など、説明された内容以上の情報を得ることもできます。

 

さらに、A銀行だけでなく、同業界のB銀行についても調べていれば、どこが違うのか、どちらのどこがどう良いのか、といった比較がしやすくなります。

 

また、その会社の立ち位置も見えてきますので、業界の勉強にもなります。

 

だから企業研究は大切なのです。

 

と、いろいろ言いましたが、自己分析や企業研究を「大変」と思わず、ぜひ楽しんで取り組んでほしいと思います。

自己分析も企業研究も、自分の「やりたいこと」を探す作業です。

「大変」ではなく、「楽しそう」と思いながら取り組んだ方が、作業もはかどります。

自分一人ではなかなか難しいこともあるかもしれませんから、友達と一緒にやってみるのもいいですね(^^)

 

次は、『④自己分析の目的と注意点』です。

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