熊本大同青果は九州でも大きなシェアを誇る市場です。
この市場では、熊本大同青果のスタッフ(セリ人)、小売業界のバイヤー様や仲卸業者(買受業者)の方たちが働いています。
セリ人は生産者が収穫した青果物を適正な価格で販売するための「生産者の代弁者」であり、仲卸業者は消費者のニーズに合ったものを探し出す「消費者の代弁者」。
日々、大量に入荷する約455トンもの青果物に瞬時に値をつけ取引を行っているため、セリ人としての勘と経験も重要です。
市場とは、生産者と消費者の間に立ち、青果物の安定した量と価格を守るために無くてはならないものであり、農業県熊本の産地と県民の皆様の台所を守るという責任を果たすべく、日々努力をしています。
もっと詳しく⇒熊本大同青果株式会社
クラブ生による会社訪問レポート
2014年9月12日(金)クラブ生3名が、熊本大同青果株式会社様を訪問し、色々とインタビューをしてきました!
普段、なかなか聞けないこと、ホームページ等では、知ることができない情報・発見があったようです。
ご協力戴いた皆さまに御礼申し上げます。
[インタビューにご対応戴いた皆さま] | [訪問した学生] |
代表取締役社長 月田 求仁敬様 総務課係長 内田 圭一様 根菜2部 柿本 亮様 |
古賀 さおり(熊本大学) 藤川 幸大(熊本学園大学) 上野 恵理子(熊本学園大学) |
Q1.会社概要について教えて下さい。
社長:青果物を大型スーパーマーケット(小売)、ほかの仲卸に販売することを目的とするのが仕事(つまり卸売)です。
ここでの出荷される生産品は熊本県内に留まらず、全国各地から出荷された青果物です。
Q2.熊本大同青果株式会社さんの強みや特色を教えて下さい。
社長:会社の雰囲気が非常に良いことです。これだけは他のどの企業にも負けていない自信があります。環境整備・朝礼・掃除すべて全員で行い、文字通り一丸になろうとしています。常にベクトルが同じ方向なので、新しいことにチャレンジする時も即行動に移せます。
「社長勉強会」を月1で行い、社長の意思を社員に伝え、全員が同じ意識、向きを共有しやすくしています。
雰囲気で例えるならば「学校」に近いです。イベントとして社員旅行、駅伝大会を定期的に行っていて、社内では「ありがとうカード」なるものも導入し、とにかくチームを意識しています。
Q3.募集職種を教えて下さい。
内田様:営業職のみです。新卒を毎年5~6名ほど採用しています。
Q4.営業職とはどのようなお仕事でしょうか。
内田様:1日のスケジュールは、まず朝6~8時の間に皆さんのおおよそが想像するセリを行い、終わったのち電話で生産者に「いくら売れたか」「いくつ欲しいか」等の連絡をします。これが大体11時過ぎまでかかります。昼間は産地に足を運び、新規を含む生産者獲得や交渉に応じます。夕方から仲卸さんなどからの注文にあわせて相対販売を始めます。
Q5.新卒に期待することやどんな学生を採用したいですか。
内田様:活動的な学生が欲しいですね。しかしコミュニケーション能力や頭の回転が速い等、そこのスキルも見ます。これ以外にも求めるものは多いですが・・・こればかりはどこの企業も同じことを言うのではないかな。
また大同青果の社風上、全員参加を強制と思わないことが大切です。一匹狼のような人は遠慮したいですね。
Q6.会社の雰囲気はどうですか。
柿本様:入社1、2年目の時に雰囲気が良いと感じました。社長との距離が近く、また元気が良いと思いました。自身が営業職を希望していたので、会社に入る前と後とでのギャップはさほど無くて、逆にイメージ通りの会社でした。入社後すぐに研修に入り、2週間農家に泊まり込みで農家の人たちの作業を手伝い、農業の大変さを身に染みて感じたことで、簡単に安く売ることは出来ないと思いました。
◆感想◆
朝が早いと言うイメージは、以前、大学の講義の一環として企業訪問をした時に現場を見て素直に肯定され、少し大変そうだなと思いました。しかし、社員の方々からお話しを聞く限り、それは「馴れ」るものだそうです。また、お話を聞いていると女性社員もしっかり発言できる職場環境でもあるようで、明るく楽しそうだと思いました。とても活気がある会社でした。 実際に訪問してみないとわからない事がたくさんあり、自分の目で確かめる大切さを感じました。
もっと詳しく⇒熊本大同青果株式会社