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皆こぞってインターンシップ!?

16卒は、就活解禁が3月に後ろ倒しになる。

結果、学生は、短期決戦となる。

結果、企業は、早いうちから、優秀な人材との繋がりを求める。

自社の選考を受けて欲しいから。

そのせいか、最近、「インターンシップ」という言葉をやたら見聞きするようになった。

なんだ?流行り言葉か?って思うくらい。今年の流行語大賞狙ってるんでないの?ってくらい。

その流行りは、熊本にも届いていて、学生からも、「インターンシップに行った方が良いですか?」という質問を受ける。

正直・・・、ここだけの話・・・、私はあまり必要だと思わない。

・・・と書くと、言葉が一人歩きしちゃうので、

「必須ではないと思う。」

にしとこ。

そのまま内定をもらえるとかってのは、ごくごく一部の話に過ぎないし

(宝くじで1等にあたるくらいの人数じゃないの?)

受入企業側の準備がどのくらい整っているか、というのが課題になると思うんだな。

企業側も、流行りに乗ろうと受入宣言したりするわけだけども、

本気で、受入準備している企業がどのくらいあるんだろ?ってギモン。

そんな余裕のある会社って、どのくらい・・・

私が以前いたIT関連企業でも、10年位前からインターンシップを受け入れていたけど・・・

業務に追われる日々の中、ある日突然、見ず知らずの若者が隣に座ることになる。

その日の朝、上司からインターンシップ生が来ると知らされる。

でも、周囲全員忙しい。

突然来た、業務を知らない子に頼める仕事なんぞ、ない。

そして、その学生は、1ヶ月間、もともと無口な子なのか、殆ど会話もすることなく、何かやって去っていく。

実際、何をしてたのかわからず、気付いたら、1ヶ月経ってる感じ。

そんなインターンシップにどんな効果があるというのだろう?

「ありのまま」の姿を見せてやれば良いんだよという上司の言葉に、彼は何を学んで帰ったのだろうというギモン。

その後、受け入れた学生で、入社した子はいなかったし、選考を受けたのかすらわからないけれども、多分、受けてないと思う。

IT関連だけは、行ってはならぬ!と心に決めたかもしれない。

逆に、添乗員付きバスツアーみたいな、スケジュール化された、短期の・・・1日や2日間のインターンシップもある。

インターンシップというより、会社訪問って感じの。

アラを見せることなく、業務内容が知れて、雰囲気が知れて、良いかもしれない。

だけど・・・

その後、めでたくその会社に入り、現実を知った瞬間、そのギャップに対応できる子がどのくらいいるだろうか。

インターンシップは、さじ加減がとても難しいと思う。

今、若者に対して、以前はなかった、色んな施策が、色んな国の予算で行われているけれども、

それには学術者の見解による、目的や理由があるわけだけど、それをきちんと末端まで理解して行われている例は少ないように思う。

だから・・・

インターンシップは、必須ではないと思う。

行くなら、現実を見てこい。ただし、現実を見ても、幻滅するな。それが社会だ。会社だ。

現実を知れてよかった!と思うように。

ということを伝えたい・・・かなぁ。

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